文学部横断型人文学プログラム

お知らせ

文学部横断型人文学プログラム授業科目「舞台芸術の世界」から生まれた、
『舞台芸術の世界を学ぶ-オペラ・バレエ・ダンス・ミュージカル・演劇・宝塚』が刊行されました

 本書は、2015年度から上智大学で始まった「文学部横断型人文学プログラム」のために、2016年度春学期に開講された授業科目「舞台芸術の世界 オペラから宝塚まで」から生まれた。この授業の趣旨は、「現代の社会において人気を集め、誰もが観客であるとともに、制作者や創作家にもなりうる開かれた芸術である、演劇・ダンス・バレエ・オペラ・ミュージカル・宝塚について論じる。それぞれのジャンルの歴史や特質の検討、あるテーマからの考察を行い、舞台芸術の意味とその魅力を問う」というものであった。(中略)

 誰もがそうした好奇心を伸ばし、ジャンルの垣根を越えて、いろいろな舞台に触れることから、人生を豊かにしてくれる楽しみや想いをもつことを願う。しかし若い人たちはもちろん年長の方たちも観劇体験は限られたジャンルのものにとどまっていることが多いだろう。知らないジャンルのものは少し知識を得てから、親しみ始めたジャンルのものは専門的な理解を深めてから見ると、その舞台は一層興味深くなるだろう。本書は、そのような効果を実現するものとして、舞台芸術全般にわたって広く深く学べるように工夫した。

※本書「あとがき」より抜粋