文学部横断型人文学プログラム

受験生の皆さま
-上智大学文学部を志望する人のために-

国文学、国語学、漢文学のすべての学びが、自分で言葉を解釈、理解する力に

国文学科
橋本 零
Zero Hashimoto
(3年)

学科を選んだきっかけ

 高3のときの古文・漢文の先生がものすごく厳しい先生で、予習と復習を何時間もかけてやるのはつらかったのですが、理解が深まるにつれて、この道は面白いかも、と感じるようになりました。

 上智の国文を選んだのは、遠藤周作が好きだったから。キリスト教文学を研究対象にするなら、カトリックと関連が強く、資料も豊富に揃っている上智を受けようと思いました。あと少人数なので勉強に対するサポートが厚いのではないかというのも志望した理由の一つです。

国文学科のここがスゴイ!

 国文学、国語学、漢文学の基礎を1、2年次ですべて学ぶところだと思います。正直、自分の関心の外にあることも学ばないといけないのですが、結局は、全部つながるんですよね。漢文学が近代文学につながっていたり、漢文学と国語学の間にこんな関係があったんだ、というような気づきもあったり。

 様々な観点を拾い、それらの比較や関連付けをしながら自分の研究を深めるうえで、国文学、国語学、漢文学の3つを学べたことは、大きかったと思っています。

学びを通して自分の中に起こった変化

 高校までとは明らかに、勉強の仕方が変わりました。古い文学作品は、教科書の活字を追うのではなく、原資料にあたって古い字体(くずし字)で読まないといけないですし、解釈についても、参考書に頼らず、自分の力ですることが求められるので。ただ教えられるのではなく、教えられた知識をもとに自分で調べ、情報を収集してまとめていく習慣がついたと思います。言葉や文体が、作品のなかでどういう意図を持って使われているかを考えるようになったことで、日常生活のなかでも、ひとつひとつの言葉に対して敏感になりました。

学びを今後の人生の中でどう活かす?

 いまは、SNSによって、文章が溢れる時代になったと思うんですよ。ひとりひとりが文章を作って、触れる時代に。でも、そういう時代だからこそ逆に、言葉を理解する力が薄れてきているのかなって。国文学科で鍛えられた力を活かして、今後は、相手にどういった言葉を与えるか、その言葉の意味を常に意識しながら生きていくだろうし、この力は、社会に出ても欠かせないものになると思っています。